子育ての悩み

2016.11.27

ママだって迷う!子どもの個性とワガママの違い

ママだって迷う!子どもの個性とワガママの違い

育児をしていると子どもが成長していく姿が見られるのが嬉しい反面、少しずつ芽生えていく「自我」に振り回されてしまうママも多いのではないでしょうか?
中でも、自我が芽生えてきた分かりやすい例が2歳前後で迎えることの多い「イヤイヤ期」ですね。
こちらが手を変え品を変え、言葉を変えて接しても「あれもイヤ!」「これもイヤ!」と言われると、正直疲れてしまうことも・・・。


そんな時、子どもの言動から「これは個性?ワガママ?」と迷ってしまうことはないですか?自我が芽生えてくる時期だと、しつけによって後々の子どもの性格に影響を及ぼす可能性も十分にありますし、慎重に見極めたいところ。
そこで今回は、子どもの個性とワガママの違いについて考えてみようと思います。

<そもそも、子どもの個性って何?>

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そもそも、子どもの個性って具体的にどんなことを指すのでしょうか?

「個性」とは「その子らしいな」と思える部分のことで、生まれながらの性格や気質はもちろんのこと、社会的な人間関係や活動を通して形成されていく人格のこと。

例えば、ひとりぼっちのお友達に気づいて仲間の輪に入れてあげられる「優しい子」「面倒見の良い子」、人前でもじもじしてしまう「恥ずかしがりやの子」、ちょっとしたことでもすぐに涙がポロリと出てしまう「泣き虫な子」など・・・。

また、その子の「得意なこと」や、周りの人から褒められる「長所」や逆の「短所」、その子が生き生きと何かをやってのけることも、その子の個性と言えると思います。

「個性」というと比較的ポジティブな性格がクローズアップされがちですが、その子のネガティブな部分も立派な個性!

例えば神経質な子は心が繊細な子、泣き虫な子は感受性が豊かな子、頑固な子は芯の強い子など・・・。

専門家の中には、「ワガママな子」というのも立派な個性だと考える人もいます。

ワガママな子は「意思表示が出来る」という「個性」かもしれませんね。

<ズバリ、個性とワガママの違いって?>

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「ワガママ」も個性のひとつと考えられるなら、ズバリ個性とワガママの違いって何でしょう?!

実は、子どもの個性とワガママの違いについては、明確に定められた基準はないんです。

様々な専門家や教育者がそれぞれの見解を述べていますし、また仮に「○○という行動は個性で、△△という行動はワガママです。」というボーダーラインがあったとしても、その子どもの育ってきた環境やその行動を起こした背景はそれぞれなので、一概にその行動が個性かワガママかを判定することはできません。

ただ多くの専門家が示している考えをまとめてみると、自分で感情をコントロールできるかできないかの差が、個性とワガママの差と考えている専門家や、子どもの行動の中で周囲の人たちを顧みない、傷つけるといった行動だとワガママと考える、と捉えている教育者が多いように思います。

<なぜ子供はワガママな行動を取るの?>

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周りの迷惑を顧みないワガママな行動は総じてダメなもの!と考えてしまいますが、実は

子どもがワガママな行動を取るのは当たり前のこと。

自分一人の世界から親との関わり、更には少しずつ親以外の人たちと関わりを持つことによって、「自分とは違う人がいる」ということ、「いつも自分の思い通りにはならない」ということを少しずつ学んでいくのですから、ワガママな行動は自分をコントロールする力を身に着けるためのステップと考えてもいいかもしれません。

最初からワガママではない子どもなんて、いないんですね。

さらに、ワガママとも思えるような行動が出てきた時は、自我が芽生えてきたという成長の証と言うこともできます。

親が子どもの人格を尊重し、子どもとの時間を大切に向き合ってきたからこそのワガママな行動なのですから、子どもが自己主張できた時には子どもが健やかに育っている証拠と前向きに考えるのもいいかもしれません。

「子どもがワガママを言える」「自己主張が出来る」ということは、自分の考えで何が好きで何が嫌かを判断して、その考えを行動や言葉で表現することが出来た!ということなのです。

<子どもがワガママな行動を取った時の対応はどうすればいいの?>

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子どもがワガママなのは当たり前・・・と言われても、そのままワガママを放置するわけにもいきません。

それでは、子どもがワガママな行動を起こした時は、子どもとどんな接し方をすればいいのでしょうか?

子どもの年齢や発育状況、その当時の環境などで適切な声かけの仕方は異なりますが、仮に2~3歳ころの子どもによくありそうなワガママに対しての、対処法をご紹介します。

1.ワガママを言ってすぐに泣き叫ぶときは、要求を聞き入れない

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お散歩に行きたいと行ったのに、歩き始めてすぐに「もう疲れた。歩けない。抱っこして!」と駄々をこねたり、出された食事に対して「こんなの食べたくない!」と癇癪を起こしてスプーンを放り投げたり・・・。

よくある子どもの行動パターンですが、これが毎日続くとママも疲れてイライラしてしまいますし、「もういい加減にして!」と怒鳴ってしまうこと、ありませんか?

2~3歳頃のこうした子どものワガママは、「ママにかまってほしい!」という甘えの感情からくることがほとんどだそうです。

ママに注目して欲しくて、かまってほしくて、大げさに振る舞っていると思うと可愛いですが・・・。

ここで毎回子どもの要求をのんでいると、子どもは「泣くとママが言うことを聞いてくれる」と認識して、何か要求がある時には泣くことを覚えてしまうそう。

最初の頃は心が折れそうになることもありますが、毅然とした態度で子どもの要求に屈しない姿勢が大切です。

2.ワガママをいさめる言葉を変えてみる

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例えば部屋を散らかしたまま使ったおもちゃを片付けようとしない時、「片付けなさい。」と声かけをしても、なかなか言うことを聞いてくれないこと、ありますよね。

3歳頃になると記憶力もいいので、「片付けなさい。」という声かけに慣れてしまって言うことをきかない、ということもあるそうです。

そんな時は、「それじゃあ、ママとどちらが早くお片付けできるか競争だよ!」とうまく子どもをのせてみましょう!

そこで上手にママが負けてあげることで、子どもの機嫌も治ってうまくワガママが治まることも多いようですよ。

3.子どもが落ち着いて考える環境を作ってあげる

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例えば、よくあるこんな光景。

スーパーの通路の真ん中で子どもが「このお菓子を買って!」と駄々をこねます。

「今日は買わないって言ったでしょ!」と駄々をこねる子どもを置いて歩き去るママ、そんなママを見てさらにヒートアップして泣き叫ぶ子ども・・・。

よくある子どもの行動なのですが、このパターンだとなかなか子どもが納得してその場を離れるのは難しいもの。

子どもにとっては「お菓子を買って欲しいという要求が通らなかった」という思いの他に、「ママが自分を置いて行ってしまった」という不安な気持ち、「ママが怖かった」という悲しい気持ち・・・。

言葉に出来ない様々な感情が胸に押し寄せ、感情をコントロールすることが難しくなり泣き叫ぶしかなくなってしまっているかもしれません。

そんな時は、子どもを一度抱っこしてその場を離れ、子どもが落ち着ける場所まで移動してみましょう。しばらくは激しく泣いているかもしれませんが、次第に落ち着いて泣き止むことが出来るはずです。

その時に大切なのは、子どもが泣き止んだことを褒めてあげること!

お菓子を買うことを自分で我慢できたわけではありませんが、それでもいろんな感情を自分でコントロールして泣き止んだことをママが上手に褒めてあげることで、ワガママが減っていきます。

4.ワガママを我慢できたら、褒めまくる!

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上記の例でも少し触れましたが、子どもにとって「褒められる」ということはワガママを克服するためにとても大切なことなのです。

実際に、なかなかワガママが治らずお友達におもちゃを貸すことも出来なかった子どもが、保育園で先生に「小さい子に優しく出来て偉いね」と褒められたことをきっかけに、小さな子にもおもちゃを貸してあげられるようになったというママの声もあります。

子どもにとって、ワガママを諦めたり自分の欲求を我慢することは、心に深いダメージを抱えるほど、大変なこと。

でもワガママを我慢したことをママに上手に褒めてもらうことで、その心のダメージが喜びの気持ちに代わったり、「もっとママに褒めてもらおう!」という向上心につながります。

それに、叱ることよりも褒めることの方が、同じしつけの仕方でもママも心が軽くなりますよね^^

子どもがワガママを我慢できた時は大げさに褒めちぎって、子どものやる気をアップさせちゃいましょう!

5.ワガママは子どもの「甘え」のサインだと受け止める

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子どものワガママって、特にママに対してのワガママがひどいと思いませんか?

これは、母親は自分がどんなことをしても受け止めてくれるはず、という子どもの信頼や甘えのサイン。

子どもを甘やかすのはよくありませんが、子どもがワガママな態度を取った時は、「ママに甘えているんだな」と冷静になるのも一つの手。

子どものワガママにずっと向き合っているとどうしてもイライラしてしまいますが、これは子どもが自分を信頼し、心を開いてくれている証拠だと受け止め、根気強く子どもと向き合っていきましょう。

6.子どもの体調は万全かどうかチェックする

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子どもがワガママな行動をする時は、「お腹が空いた」「眠たい」「体調が悪い」といった生理的な欲求が満たされていない時によく起こるもの。

特に夕食作りのため台所に立っている時、子どもがワガママを言って大変・・・と思っているママも多いかもしれませんが、実は夕食前の空腹時は1日の中でもっとも心と体がエネルギーの補給を必要とする時間なんだそうです。

だから子どもは甘えたい欲求が高まって、グズグズしてしまうのですね。

また、お正月やお盆など、いつもと違う環境で夜更かしをしてしまったり起きるのが遅くなったりしてしまうと、日常生活のリズムに戻った時に子どもがワガママになることも多いそう。

これは、崩れてしまった生活リズムにより体調もいつもと違うからなんですね。

単に生活リズムが崩れているだけでしたら時間が解決してくれますが、あまりにもワガママが続いたりいつもとワガママの様子が違う時は、「風邪をひいていないかな?」「熱はないかな?」と、子どもの体調不良も気にかけてあげてください。

<まとめ>

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いかがでしたか?

個性とワガママの違いを明確に判断することは難しいですが、ワガママと取れる行動が出た時には叱る時はしっかりと叱り、褒められるところはとことん褒めてあげること・・・。

その積み重ねで、周りを傷つけてしまうようなワガママは少しずつ減っていくのではないでしょうか。

また、なかなかワガママな行動が治まらなくても、冒頭で触れたようにワガママであることも一つの個性、と考えることも出来ます。

見方を変えると「ワガママであること」は「意思表示がはっきりできること」とも捉えられるので、しつけはしっかりしながらも、ワガママであることもその子どもの個性なのだ、と深い愛情で受け止めてあげることも大切かもしれません。

子どものワガママは親泣かせですが、この時期に親子の絆を強くしておくと将来にわたって安定した親子関係を築くことが出来る、とも言われています。

毎日子どものワガママと向き合うのは本当に大変ですが、少しでもママが心に余裕を持って前向きに子どもと向き合ってあげることで、この後の子どもの成長過程がぐんと変わってくるでしょう。

また、少しでも子どものワガママを前向きに捉えられるように、ママがママ自身を大切にすることも重要なこと。

自分の心が満たされていないと、子どもに優しくすることも出来ませんよね。

朝から晩まで育児に家事に・・・となかなか自分の時間が取れないママですが、例えば寝る前の30分だけは独身時代にハマっていた趣味に時間を費やすとか、子どもに隠れてちょっとリッチなスイーツを頬張るとか、たまにはパパに家事も育児も任せてヒールのある靴を履いて出かけるだけでも、気分転換になるかもしれません!

自分なりの心の栄養補給方法を見つけて、日々前向きに子どもと向き合っていけるといいですね。

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