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2015.10.18

子育ては3歳まで?『三つ子の魂百まで』3歳児神話をあらためて考える

子育ては3歳まで?『三つ子の魂百まで』3歳児神話をあらためて考える

「三つ子の魂百まで」という言葉があります。
これは、「3歳ごろの性格というのは、100歳になっても変わらない」というような意味の言葉です。

時々、この言葉を曲解して、3歳児神話と絡めて取り上げられることがあります。
しかし、そもそも「三つ子の魂百まで」には、3歳児神話で言われるようなママが育児をすることの必要性についての意味はないのです。

そもそも3歳児神話って?

3歳児神話とは、新生児~3歳児頃までの時期の赤ちゃんは、ママが常に一緒にいてふんだんに愛情を注ぐことが大切、仕事をしたり出かけたりせずに子育てをしないと子どもに良くない影響がある、という考え方のことです。

 

これは、そもそも1960年代~80年代頃に提唱されていた考え方で、1998年には科学的な根拠はないという発表がされました。
その後、最近では、「否定する根拠も肯定する根拠もないというのが3歳児神話である」と言われることが多くなっています。

 

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3歳までの子育ては大切

「三つ子の魂百まで」の言葉からもわかるように、子どもが3歳までにどのような時間を過ごしたかというのは、その子の性格形成に大きな影響を与えます。

 

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この時期の子どもは、まだ自我が発達していないため、ふわふわとした意識の中で暮らしています。
「お腹が空いた」「おむつが気持ち悪い」といった主張の他の、細かい性格というのはまだできていません。
この時期に、周りの大人が「音楽を聞くと心地よいね」「ヨーグルトはおいしいね」「ダンスを踊ると楽しいね」といったことを子どもに語り掛けたり、一緒に体験したりすることで、子どもは様々なことを覚え、自我を形成していくのです。
そして何より、「かわいいね」「だいすき」と語り掛けてもらって抱きしめられるという経験を繰り返すことで、誰かに愛されるという優しい記憶をたくさん蓄積することができるのです。

「周りの大人」=ママではない

幼い赤ちゃんは、誰かに守られなければ生きていけません。
そのため、小さな子どもを保護してくれる大人の存在は必須です。
また、自我の形成のためにも、いろいろな体験を与えてくれる大人、自分を愛してくれる大人は必要です。
しかし、それが常にひとりでなくてはいけないとか、ママでなくてはいけないということはありません。
パパであったり、おばあちゃんであったり、保育園の先生であったり……。
きちんと赤ちゃんに愛情を向けてくれる大人であれば、誰であっても良いのです。

どうしてママじゃないと駄目だと言われているの?

ママは、赤ちゃんが生まれた時から一緒にいます。
赤ちゃんはママに抱っこされるのが大好きです。
そしてママも、赤ちゃんのことが大好きですよね。

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1980年代の日本では、パパが働いてママは家にいるというスタイルが一般的でした。
そのために、「3歳までが大切=ママががんばらなきゃ!」という考え方になってしまったのではないでしょうか。

ママかどうかよりも過ごし方が大切

常にママが赤ちゃんと一緒にいたとしても、イライラして赤ちゃんを怒鳴りつけたり、ずっとスマホをいじっていたりするようでは、赤ちゃんにとって良いはずがありません。
日中は保育所に預けて、夜や休日にはめいっぱいパパやママと触れあうという子の方が、よっぽど豊かな生活が送れるでしょう。
3歳児神話がまるきりウソだということはありませんが、子育てや家族の形は、時代に合わせてどんどんと変化していきます。
子どもに良い影響を与えるためにも、まずは赤ちゃんに一番近いところにいるママ自身が、ストレスを感じずに日々を送れるようにすることが大切です。

そのためにも、3歳児神話に囚われることなく、自分らしい「自分と赤ちゃん」の在り方を考えてみてください。

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