出産・育児

2016.3.7

子育て天国フィンランド、国家を上げた子育て促進方法とは??

子育て天国フィンランド、国家を上げた子育て促進方法とは??

最近、子どもの育児に行き詰ったママによる悲しいトラブルが多く報道されています。
女性の社会進出とともに会社で活躍するママが増える一方、貧困から家事や育児の時間を割いて働きに出るママもいます。

それにもかかわらず、ママにかかる育児の負担は一向に軽くなっていきません。
これでは、ママが悲鳴をあげるのも当然です。

そんなママの負担を軽減すべく、フィンランドが推進している子育て支援策が、ネウボラ(neuvola)です。

ネウボラとは

ネウボラとは

ネウボラ」は、フィンランドで行われている子育て支援で、妊娠から小学校入学までを切れ目なく支援していくシステムとそのための場所を示す言葉です。

1920年代に始まり、1949年には国中でサービスが受けられるようになったということですから、100年近い歴史があるシステムです。

 

フィンランドの各自治体には、育児支援の拠点となるネウボラが設置されており、妊娠がわかったママはそこを訪れます。

日本であれば病院に行って妊婦健診を行うのが当たり前ですが、フィンランドの場合は、最初にネウボラに行くのですね。

ママはそこで、無料で検診を受けることができます。

その後、ママは出産までに8回程度、出産後に2回、子どもは15回ほどの検診を受けることになります。
これらは全て無料で、30分から1時間程度、個別の面談時間が設けられているため、出産や育児に関する悩み相談もあわせてすることが可能です。

 

毎回同じ担当者が話を聞くことで、悩みも相談しやすくなりますし、問題があった場合もネウボラを通して的確なアドバイスをもらうことができます。

別の病院などにかかる場合も、状況はネウボラから報告がいくため、同じ悩みをもう一度話さなければならないといった負担もありません。

誰でも利用可能なサービス

このように、小学校にあがるまで、同じネウボラの担当者に悩みを相談したり、アドバイスを受けながら二人三脚で子育てを進めることができるのです。

検診のうち何回かはパパも同席する必要があり、家庭の育児状況や収入面など、様々な悩みを相談することができます。

このサービスは、貧富の差なく、全ての人が受けることができるものです。

手続きのためにあちこちをたらいまわしにされたり、いろいろな人に繰り返し説明をする必要はありません。
また、「団体同士の連携がうまくいっていなかった」などという心配もありません。
ネウボラが総合的な育児サポートを行うことで、こうした問題も起こらなくなります。

 

寝る子ども

 

その他、フィンランドでは、子どもが生まれた時に、「育児パッケージ」もしくは現金をプレゼントするという制度もあります。

育児パッケージというのは、簡易ベビーベッドにもなるかわいらしい箱に、ベビー服やママのためのアイテム、ケア用品などが50点ほど詰め込まれた楽しいものです。

このように、フィンランドでは、「社会に望まれて生まれて来た子」という意識が高く、国が子どもの誕生を祝い、サポートしていく体制が手厚く整っています。

日本でもできる?

日本でもできる?

日本にも、育児パッケージやネウボラ制度を取り入れようという動きがあります。

一方で、単に育児パッケージを配布するだけでは、ママの負担はそれほど軽くはならないという意見もあり、ママの物理的な苦労や悩みを支えていくためには、社会全体として取り組む必要がありそうですね。

世田谷区や和光市では、ネウボラを意識した取り組みを始めようという動きもあり、実際にいくつかのサポート窓口などが稼働しています。
まだまだ広く普及しているわけではない考え方ですが、日本でもこうした取り組みが実を結び、家族が暮らしやすい社会になっていくことを期待したいですね!

 

あわせて読みたい記事はこちら!